施設

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現存する建物は十八世紀中頃に建てられたと伝えられています。
建築構造は、鎌倉・室町時代の日本建築の流れを伝えていますが、各部に特殊な手法が加えられて、独特な住居建築になっています。
この遺構は、士族屋敷の形式に農家の形式である高倉、納屋、畜舎等が付随して沖縄の住居建築の特色を全て備え持っています。
屋敷は、南向きの緩い傾斜地を切り開いて建てられており、東、南、西を琉球石灰岩の石垣で囲い、その内側に防風林の役割を果たしている福木を植え、台風に備えています。

重要文化財指定履歴
1956年(昭和31年) 琉球政府指定文化財
1972年(昭和47年) 国指定重要文化財

重要文化財指定
ウフヤ(母屋)
アシャギ(離れ屋敷)
メーヌヤー(家畜小屋兼納屋)
フール(豚小屋)
高倉たかくら籾倉もみぐら
宅地(※1981年追加指定)

重要文化財附指定
石牆せきしょう(石垣囲い)2棟
ヒンプン(顔隠し掘)

母屋内施設
トゥングワ(台所)

敷地面積
1,560.67㎡

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宅内案内

見取図
見取図提供:山梨大学大学院教育学研究科 田中研究室 田中勝教授

沖縄の住居の敷地は概ね南側にあって、門も南側中央部にあるのが通例である。
屋敷が囲いは幅約一米、高さ二米内外の石垣積み、その内側には福木、槙、がじまるなど台風に強い樹木を植えている。
門の正面突き当たりにはヒンプンという石積みの目隠塀がある。これは中国の屏風門ぴんふぉんめんの沖縄化であり、門の内外との仕切りであり、また外から直接主屋が見通せないようにした目隠しでもある。
門は一般庶民の場合は扉はなく開放されているのが通例であった。

門の軸線上に母屋があり、母屋の前面には中庭がある、南東側にはアシャギ、南西側には畜舎あるいは納屋としての前の家がある。
北西隅には石造のフールが築造されている。井戸は中庭と前の家の屋あるいは畜舎の間に、また富裕な農家の場合は籾倉としての高倉も中庭寄りに建てられている。

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